小5・小6の英語:書いた文を見直す5つのチェック(大文字・ピリオド・語順)
公開日 2026年10月19日
小5になると、英語は「外国語活動」から教科の「外国語」になり、通知表に評価がつくようになります。聞く・話すが中心だった小3・小4とは違い、英語で文を書く場面が増えてきます。
ところが、書いた英文を見てみると、文の最初が小文字だったり、ピリオドがなかったり、単語がくっついていたり。お子さまは英語の意味はわかっているのに、「書き方」でつまずいていることがよくあります。
この記事では、小5・小6のお子さまが自分の書いた英文を見直すための5つのチェックを紹介します。英語に自信がない保護者の方でも、一緒に確かめられる内容です。
学習指導要領では何を求めているか
現行の小学校学習指導要領(平成29年告示)では、小5・小6の外国語「書くこと」の目標の一つとして、次のように示されています。
大文字,小文字を活字体で書くことができるようにする。また,語順を意識しながら音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を書き写すことができるようにする。
あわせて、例文を参考にしながら、自分のことや身近なことについて簡単な語句や表現を使って書くことも目標になっています。つまり小学校の段階で求められているのは、難しい英作文ではなく、正しい文字で、正しい語順で、慣れた表現を正確に書くことです。次期改訂に向けた検討も進んでいるので、細かい点は学校の先生の指示を優先してください。
ここから言えるのは、小学生の英文の見直しで大切なのは「形」のチェックだということです。以下の5つは、まさにその「形」を確かめるためのものです。
チェック1:大文字
- 文の最初の文字は大文字:my name is Ken. → My name is Ken.
- 「I」はいつでも大文字:Ken and i are friends. → Ken and I are friends.
- 人の名前・地名・曜日・月も大文字:I live in osaka. → I live in Osaka.
日本語には大文字・小文字の区別がないので、日本の子どもにとっては新しい感覚です。身につくまで時間がかかるのは自然なことです。
チェック2:文の終わりの記号
- ふつうの文の終わりにはピリオド(.)
- 質問の文の終わりにはクエスチョンマーク(?)
- 日本語の「。」をそのまま書いてしまっていないか
Do you like soccer. → Do you like soccer? のように、疑問文にピリオドをつけてしまう間違いもよくあります。
チェック3:単語と単語の間のスペース
日本語は単語の間をあけずに書くので、英語でも単語がくっついてしまうことがあります。
- Ilike apples. → I like apples.
- Thisismy bag. → This is my bag.
目安は「指1本分」のすき間です。ノートに書くときは、単語を書くたびに指を置いてから次の単語を書く、という練習が効果的です。
チェック4:語順
日本語は「私は りんごが 好きです」と動詞が最後に来ますが、英語は「I like apples.」のように、「誰が」→「どうする」→「何を」の順になります。
- I apples like. → I like apples.
- My sister tennis plays. → My sister plays tennis.
主語のすぐあとに動詞があるかを確かめましょう。学習指導要領が「語順を意識しながら」と書いているのは、まさにこの点です。
チェック5:スペル(書き写しの確認)
小学校では、慣れ親しんだ表現を書き写す活動が多くなります。書き写したあとは、お手本と1文字ずつ見比べる習慣をつけましょう。
- frend → friend
- becuase → because
1単語ずつ指でなぞりながら、お手本と照らし合わせるのがコツです。学年ごとにどこまでスペルを書ければよいかは、SpellEasy の小学生の英語スペリング:学年別にどこまでできれば十分かが参考になります。
今週やってみましょう:お子さまが英語で1文書いたら、5つのチェックのうち1つだけを一緒に確かめます。月曜は大文字、火曜は文の終わり……と、日替わりにすると負担がありません。
練習:6つの文を見直そう
それぞれの文には、5つのチェックのどれかに当たる間違いが1つあります。
- my sister likes curry.
- I play soccer on sunday.
- Do you have a pet.
- Ilike music.
- I dogs like.
- She is my best frend.
答え:
- my → My(チェック1:文の最初は大文字)
- sunday → Sunday(チェック1:曜日は大文字)
- pet. → pet?(チェック2:疑問文はクエスチョンマーク)
- Ilike → I like(チェック3:単語の間にスペース)
- I dogs like. → I like dogs.(チェック4:主語のあとに動詞)
- frend → friend(チェック5:スペル)
もっと練習したい場合は、英文の間違い探し20問(答え・解説つき)で、主語と動詞の一致や時制などの文法の間違いにも挑戦できます。
見直しを習慣にするコツ
- 書き終えたら、すぐに出さない。ひと呼吸おいてから見直す習慣をつけます。
- 5つのチェックをカードにする。ノートの表紙やペンケースに貼っておき、毎回見比べます。
- 声に出して読む。自分の書いた英文を読み上げると、単語の抜けや語順のおかしさに気づきやすくなります。
- 自分で見つけた間違いをほめる。先生に直される前に自分で気づけたことを、しっかり認めてあげましょう。
自分の書いた文を見直す力は、英語の間違い探し問題を解く力と同じものです。間違い探しの基本の手順は英文の間違いに気づく力の育て方で詳しく紹介しています。中学進学に向けた英語のライティング全般については、GrammarEasy の小学校高学年の英語ライティング:中学進学前に親が知っておきたいこともあわせてどうぞ。
よくある質問
小5・小6では、どのくらい英語が書ければいいのですか?
現行の学習指導要領では、大文字・小文字を活字体で書くこと、慣れ親しんだ簡単な語句や表現を語順を意識しながら書き写すこと、例文を参考に自分のことなどを簡単に書くことが目標になっています。長い英作文が求められているわけではありません。
大文字と小文字を混ぜて書いてしまいます。
よくあることです。最初に大文字から覚えた子や、特定の文字(b と d など)が苦手な子に多く見られます。苦手な小文字を中心に書く練習をし、見直しのときに「文の最初と名前以外に大文字がないか」を確かめましょう。
「I」はいつも大文字ですか?
はい。代名詞の I は、文のどこにあっても大文字です:Ken and I、Can I go?、I think I know.
親が英語に自信がなくても、見直しを手伝えますか?
はい。5つのチェックは、どれも「形」を確かめるものなので、英語が得意でなくても一緒に確認できます。正しいかどうか迷ったら、教科書の例文と見比べてみましょう。
書くたびに全部の間違いを直したほうがいいですか?
毎回すべてを直すと、英語を書くことが負担になってしまいます。1週間に1つのチェックだけを重点的に見るようにし、ほかは練習問題で少しずつ慣れていくのがおすすめです。
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